ボンネットが凹んでいる！
結構ベッコリいってる！自宅の駐車場に停めている間にイタズラされたか！
すると私に怒りの感情が溢れてきました

「どこのどいつの仕業じゃぁ！」
「お向かいの老夫婦か？我が家がちょくちょくいちゃついてるからその腹いせか？」
「いや、近くのアパートの連中か？ゴミの出し方がだらしがない所がある人達だからな！」
「それともお隣さんか？俺の車が可愛すぎて嫉妬か？」
「それとも、それとも我が家の奥のアパートの人達か？」
「それとも筋向いのお家の人か？別れた奥さんが息子を迎えに来る時に、そこの駐車場に停めたりするからか？だからそこに停めるなって言ったのに！」
「それともそれともそれとも、通りすがりの人の嫌がらせか！」

“怒り”は本当に疲れます
瞬間的に短期的には大きなパワーになったり、やる気を生むのですが
長くは続きません
”怒り”の感情を自分の普段の燃料（モチベーション）としてしまうと息切れももちろんですが
感情のパワーが大きすぎて判断ミスなどを招いてしまうこともあります

ここは落ち着くに限ります
まずは怒りのボリュームを小さくしていきます
一人で抱え込み過ぎない
お友達に話したり、ラインしたりします
自分の代わり（一緒に）に怒ってくれたり、悔やんでくれたり
それだけでも結構落ち着くものです

そして腹を満たすこともとても大事です

そして妻に言います
「俺、いま凹んでるの、ケチョンってなってるの、ミニが凹んでるの、悲しいの」
自分の弱っている姿を見せる事が出来るとそれ以上、強がる必要がなくなります
“強がる”は自分の弱いところを見せたくない、見せられない思いから来たりします
強がると感情を堰き止めようとしなくてはいけませんから、その感情が落ち着くまで時間もかかります
なので、”強がる”を手放す、緩和させると肩の荷がおりるというか、緊張がゆるんで落ち着くまでの時間も短くなります

誰かと繋がる、腹を満たす、独りで頑張り過ぎない
大事な事です

ゆっくりお風呂に浸かり
ちょっと落ち着きを取り戻し、睡眠（休養）を取る
翌日、またミニを見てみました

やっぱり凹んでいる…

痛々しい、見たくないな～早く修理に出しちゃおう！

あれ？でもこれ、手で押したり、蹴ったりして出来た凹みじゃないな…
だとしたら、自宅に駐車中のイタズラじゃないかもしれない．．．
（傷を発見した前の日は妻は在宅ワークでしたし、わたしも夜更かししていたので道具などを使えば大きな音がして気が付いたはずですから）

．．．

前日にホームセンタに行った時にミニの前に停めてあった４駆（大きな車）に違いない！
自宅に駐車中のイタズラじゃない！

ってことは…俺がこれまで感じていた怒り、
とっても嫌な感覚って．．．
投影じゃん！

私たちは自分の周りの世界を自分の心のフィルターを通して見ています

今回のわたしのケースだと
「俺は周りの人達から攻撃される存在であるに違いない」
「周りの人から嫉妬される存在であるに違いない！」
「俺の住む世界（ご近所）は俺にとって住み心地の良い世界じゃない」
そんな心のフィルターを通して周り（ご近所さん）を見ていたということに気が付きました
そんな感情、これらって罪悪感の類なんです

ここでのポイントは”周りの世界が本当にそうであるかは全く別の事柄、問題”ということなんです
そして、自分が自分の心のフィルターを通して世界を見ていたことに気が付くことを“投影を取り戻す”といいます

わたしは投影を取り戻すことができてホッとしました
楽になりました
「近所の人は俺を攻撃している訳では無い」
なので、防犯カメラも取り付ける必要がなくなりました
ただ、当て逃げ対策にドライブレコーダーを取り付けることにしましたけど

投影はオートマチックに常に行われていると言っても過言ではありません
それを気にし過ぎる必要もありません
ただ、もし自分がなんか住みにくい世の中だな～とか
なんで俺ばかりこんな目にあうんだとか
生き難かったりしんどかったりするのなら
自分の住む世界を、周りの人達をどんな心のフィルターを通して見ているのかな？と気にしてみる事はとても大事だったりします

あなたは最近、どんな気分でお過ごしでしょうか？
もし、それが投影によるものだとしたら
どんな心のフィルターを通して世界を見ているのでしょうか？