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こんにちは
カウンセリングサービスの福野てるすけです

カウンセリングをしていると「幸せになりたい」と思っているのに
そのチャンスが巡って来た時に
そのチャンスを活かすことが出来ない方にお会いすることが少なくありません
そんな方達の多くに共通する点が
「幸せになるのが怖い」という感覚です

「幸せになるのが怖い?それって変じゃない?」とお思いの方もいらっしゃるかと思います
私も心理学を勉強する前は
「何言ってるの?幸せになりたかったら幸せになったらいいじゃん!」っと思っていましたが
本当にそのチャンスがやってくると程度の大小はあれどみんなが感じる恐れのようです
先日も我が家でその恐れが出てくる場面があったのでその事を記事にしてみようと思います
今回はその時の会話を文字に起こしてみました
あなたの参考になればと思います


私にはお付き合いしてそろそろ3年になろうかというパートナーが居るのですがその彼女にこう言いました
「Yuiさん(仮名)、もうそろそろこれにサインしてもいいんじゃない?」
s-婚姻
私が手に持っていたのは婚姻届けでした
「えっ、てるさん、そんなこと急に言われても…」
「ん~、私はそういうのにこだわらなくてもいいと思う…」
「でも、Yuiさん、前に『私、てるさんと結婚するの~』って言ってたでしょ」
「あの時は酔っていたし…ちょっと考えさせて…明日話し合いましょう…」
(やっぱり出てきたな、”幸せになる事への恐れ”が。まあ、この局面なら出て来るよね。明日まで待つのは不安だけど、ここは彼女のペースに合わせるか)

翌日、二人で晩御飯を食べている時はちょっと不自然なくらいその話題には一切触れませんでしたが、ごはんを食べ終え、こう切り出しました
「Yuiさん、昨日の件、お話し合いしようか」
「ん~てるさん、私たち一度結婚しているし、結婚にこだわらなくていいと思うの」(二人ともバツイチです)
(出てきたな、“幸せになる事への恐れ“が。でもそんな言葉に振り回されないぞ、こっちはカウンセラーだからね)

「どうして、結婚しない方がいいと思うの?」
「ん~だってなにかと大変じゃない?もし上手く行かなかったりしたら…」
「それは“幸せになる事への恐れ”だね」

「シアワセニナルコトヘノオソレ?」

「そう、“幸せになる事への恐れ”。幸せになりそうだったり、そのチャンスが近づいてくると怖くなってしまうんだ、だからそれを遠ざけようとするんだ。言葉巧みにね」

「そうか、怖いのかもしれない…」

「それはエゴの声であって真実の声じゃないからそれに耳を傾けるべきじゃないよ」

「エゴ?」

「そう、エゴの声。愛以外の声だよ。不安とか寂しさとかネガティブな感情が言葉巧みにささやいてくるんだ」

「ん~でも、やっぱりそんなに急がなくてもいいような気が…」

「もう2年以上付き合っているのに?」

「…」

「そういう時はエゴの声ではなく、愛100%の声に耳を傾けるといいよ」
「そうだな、Yuiの場合だったら、亡くなったパパの声がいいと思う」

「Yuiのパパの声は愛100%なの、エゴは全くない。完全にYuiの幸せのみを願っている声。それに耳を傾けてみたら?」

「パパの答えは決まっているわ」

「じゃあ、それがYuiの選択する道なんじゃないの?」

「でも怖いの…」

(パパだけじゃぁダメか~それこれならどうかな?)

「怖いのは当然だよ」
「俺の両親もだけど、Yuiの両親もパートナーシップは上手く行かなかったよね、俺たちにはパートナーシップの良いお手本となる人が居なかったんだ。だからパートナーシップが上手くいくかどうかという局面では怖くなるのは当然だよ」

「でも、Yuiと俺が幸せになったら、きっとYuiの両親はこう思うと思うよ」
『私たちのパートナーシップは上手く行かなかった。家族みんな、パートナーシップは上手く行かないと思っていたけど、Yuiは大丈夫かもしれない、あぁ本当によかったって
「だからこそ、Yuiは幸せにならないといけないんだ、それはYuiの義務と言えるかもしれない。Yuiが幸せになったらみんなが救われるんだ、Yuiのお父さんもお母さんも『あぁ、よかった』って思うんじゃないかな」
「YuiはYuiのお父さんとお母さん、そしてお姉ちゃん、みんなの救いなんだよ」

「俺たちの両親、Yuiの両親、お姉ちゃんもみんな出来なかった事。だから、俺たちはパートナーシップの先駆者みたいなものかもしれない。そりゃぁ怖くもなるよ、でも前へ進まないといけない」

「幸せになれるかな?」

「なれるに決まってるよ」
(頭で考えたらそんな事は言えない。だけど、Yuiのお父さん、お母さん、お姉ちゃん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなの願い、みんなの想い、それを感じたらその言葉が言える。前のパートナーの時にはその言葉は怖くて言えなかったけど)

「…」
「よろしくお願いします」

わたしたちは、しあわせになる事が本当に怖かったりします
もし、簡単にしあわせになってしまったら
今までの苦い思いや、辛かった痛みを感じていた自分が惨めに思えてしまうからです
“しあわせになれない自分”である方が都合が良かったりする事もあります
成功体験が無いとそれを簡単には選択できない事もあります
だから、怖くなる事は全く不思議では無く、むしろ自然なことなんです

でも、しあわせになりたいのならそれを選択しなければなりません
以前のわたしは、そしてわたしの彼女もそれが出来なかった時もありましたが
やっと、どうにかそれが出来ました

自分のしあわせの選択のために
強いてポイントを挙げるなら3つあります
それは
①    「軽やかにしあわせになる事を選択したい」と願う、思う
②    自分の幸せがだれかの役に立つ、だれかの喜び、だれかの救いになるということを知る
③    自分の恐れに触れる、向き合う、目を反らそうとしない

といったところでしょうか
これらについてはそのうち改めて記事にしたいと思っています

そんな訳で

てるすけ、結婚(再び)するってよ (続く)

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