カウンセリングで

そういう方のお話を伺っていると

そして、わたし自身がそうであるときを振り返ってみると

そんな時というのは

自分自身が孤独、孤立の状態である

つまり、誰かと、何かとの繋がりを感じられていない事が

本当に多いんです

 

「なんか心の調子がイマイチの時は繋がれていない時」

 

わたしたちが経験している一番強い繋がりは

母親との繋がりなのではないでしょうか

それこそ、へその緒を介しての肉体的/物理的な繋がり

そして絶対的な安心感がある繋がり

 

誰もが持っていた繋がり

その繋がりは断たれてしまいましたよね

その瞬間に寂しさや孤独さ

不安といった感情が

芽生え始めたのかもしれません

 

だとすると

そんな寂しさ、孤独さ、不安が溢れてくる

そんな時は“感じる”必要があるようです

誰かとの繋がり、何かとの繋がりを

もう、あの繋がりを持つことは出来ないのですから

（唯一そのつながりを再び持つことが出来るのは

　女性が母親として自分の子を宿している時だけでしょう）

 

「何を感じたらいいの？」

 

そんな風に言われる方も居ます

何でもいいんです

一番お勧めは誰かの愛だったりしますが

でもなんでもいいんです

誰かの気遣いでも

誰かの思いやりでも

誰かの情熱でも

それこそ、人でなくてもいいんです

自分のペットのかわいらしさ、愛らしさでも

そして、自分の内なるものでもいいんです

自分が熱中できるものへの情熱でも

誰かへの愛でも

誰かへの思いでも

 

◇

先日、コンビニに行って

お昼のおにぎりと野菜ジュースを買ったんです

いざ食べようとすると

袋にはお手拭きも一緒に入ってたんです

店員さんが気を利かせて入れてくれたんです

なんか嬉しくなりました

するとちょっとほっとするというか

心が落ち着きました

店員さんの気遣い

思いやりを感じる事ができたんです

 

家に帰って、一息つくと

わたしの机の隣のロッカーに飾ってある

息子が幼稚園の時に作ってくれた、わたしの顔を書いた

風鈴（紙コップを使った）が目に入りました

（本当はぶら下げて飾りたいのですが、汚れてしまうのが嫌で袋から出せませんｗ）

これを作ってくれた時はどんな思いで作ってくれたのかな？

って思うと、息子の愛、思いを感じる事ができました

何かあたたかいもので満たされるのを感じる事ができました

 

日本では今でこそ見かけるようになってきましたが

以前、出張で海外に行くと

現地の多くの方が自分のデスクの上に

家族の写真を飾っているんですよね

これは誰かとの絆を感じる、繋がることを

大事にしているのかなって思うんです

いつでも繋がりを感じられるように

家族の写真を飾っているのかなって

◇

もし、あなたが何か心の調子を崩しているとしたら

ちょっと寂しくなったり、悲しい気分になってしまったりしていたら

誰かと、何かと繋がれていないのではないでしょうか

もしあなたが何かを感じることができないくらい

余裕が無かったら

もしあなたが“感じる“を禁止してしまっているとしたら

繋がりを感じることは難しいでしょう

だとした、やらなければいけないこと

やった方がいいことが見えてきたりします

 

“感じる”は“繋がる”

そのために

“感じる”を大事にしてみてはどうでしょうか？

 

 

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