(あの頃の俺に言ってやりたいシリーズ)

 ネコ喧嘩
みなさん、パートナーシップは上手くいっていますか?

離婚経験者でカウンセラーの

カウンセリングサービスの福野てるすけです

前回は男女のコミュニケーションについて書きました

今回はこれまたパートナーシップでやりがちな失敗について

書いていきます

 

わたし、離婚して23年経つんですけど

やらなければよかったなぁ~と思えることがあるんです、それが

「怒りに怒りで立ち向かわなければ良かったなぁ」なんです

 

カウンセリングをしていると

結構な確率で“怒り”を抱えている方とお会いします

“怒り”と“怒り”がぶつかり合っている状況のようです

わたしが結婚していた頃を思い出します

 

喧嘩が好きな人はいません、怒りを感じて気分がいい人もいません

でも、なんで喧嘩がこじれてしまうんでしょうか?

そんな時は怒りと怒りがぶつかり合っている状況であることが

少なくありません

 

そういえば、私たちはよくこんな風に喧嘩をしていました

まだ子供が小さな頃でした

私たちは共働きでした。妻は産休で育児に専念していました

その日も残業を終え、帰宅した時のことです

ドアを開け、玄関に入ると

玄関にある、わたしの靴の上にサンダルが転がっていました

(以下は青字:わたしの声赤字:当時の妻の声

(家事に育児に忙しかったんだろうなぁ)

玄関で靴を脱ぎ、上着を脱ぎます

でも、誰も玄関に出てくる気配はありません

(何か、家事でもしているのかなぁ)

リビングに行くと妻はテレビを観ていました

しかし、まったく立ち上がる気配がありません

(一日子供の面倒をみるのは大変だよな、初めての経験だし)

顔をこちらに向け「おかえり」の一言でまたテレビの方を向く

妻が言います「ご飯はそこにあるからチンしてね」

(ご飯を作ってくれてありがとう…)

(でも温めてくれてもいいんじゃない?遊んでた訳じゃないし…)

「ねえ、ごはんくらい温めてもらえない?」

⦅え?一日子育てしていたことを労ってもらえないの?⦆

⦅しかも、怠けてんじゃねえ!って私のことを責めてるの?⦆

『私、疲れているの、丸一日大変だったの!』

(俺も仕事してたんだよ、さっきまで残業していたんだよ!)

(あなたは今はテレビを見てるよね、しかも座りっぱなし)

「俺も遊んでた訳じゃない、残業してきたんだよ!」

「子育てはあなたが思っているより大変なのよ!」

「テレビくらいいいじゃない!」

「なんなんだよ、その態度、なんか変じゃない?」

「はぁ?私にこれ以上何しろっていうの?」

「私こんなにがんばってるんですけど!」

「がんばってるのはわかるけど、その態度ってなんなん!?」

「なにムキになってるのよ!バっカじゃないの?」

 

こんな感じ。何回もやっていました、こんなこと

2人とも嫌~な気分になってました

同じような感じのご家庭も多いのではないのでしょうか?

 

怒りと怒り、イライラとイライラがぶつかりあっている状況です

ただね、この状況、お勧めしません

なんとかしてその場が一見落ち着いたかのように見えてもです

数年後に危機が訪れることも多いんです

私の場合は8年後に危機的な状況が訪れました

危機は悲劇になりました

 

男性のみなさん

女性というのは大変、記憶力がいい方が多いです

その能力を侮ってはいけません

怒り貯金、確実に貯まっていると思います

怒り貯金は不満貯金と見ることもできます

不満が貯まり過ぎると負の感情を刺激することも多いんです

たとえばこんな感じ


「いつも喧嘩ばっかり、この先もこんな喧嘩を続けるのかしら」

「そんな未来は楽しいものじゃない、しあわせなものじゃない」

「わたしの未来はしあわせな状況ではないかもしれない」

「どうせ私はこの先しあわせになれない」

「私はしあわせに値しない」これ“罪悪感”という感情なんです

いつのまにか、相手の罪悪感を刺激、大きくすることがあるんです

結構多いんです、このパターン

 


女性のみなさん

男性はあなた方が思っているほど強くありません

自分が否定されるのがとても怖い生き物です

自信がない生き物です

だから、自信の無さを隠すために

力(言葉の腕力も含)や怒りという盾を使いたがることも多いです

でもあなたの怒りが収まることは無いでしょう

だからまた怒りをぶつけてしまうかもしれません

お互いに、もしくは片方が疲弊してその場はなんとか収まっても

男性には自分の無力さというものがどこかに残ります

「自分が愛している人を、幸せにしたい人を笑顔にできていない」

男性の申し訳なさや無価値感を刺激してしまいます

そして、この無価値感は隠したい感情の上位ランキングに

常に入ってくるものです、それを心の奥底に押し込みます

そんな状況が長年続くと

本当に、本当にどうにかしないといけない状況が訪れた時に

それに立ち向かおうという気力が沸いてこないことも多いんです

無価値感が大きくなりすぎると「どうせ」とか「無駄」とか

「諦め」とか、負の思考になりがちですから

「諦め」はしあわせへの大きなブレーキとなります

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だから「怒りに怒りで立ち向かう」はお勧めしません

じゃあ、どうやったらいいのか…

次回のブログではその方法について書いてみます

よかったら、お付き合いください


続きは8/10(月)にアップする予定です




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