(あの頃の俺に言ってやりたいシリーズ)
離婚経験者でカウンセラーの
カウンセリングサービスの福野てるすけです
前回は男女のコミュニケーションについて書きました
今回はこれまたパートナーシップでやりがちな失敗について
書いていきます
わたし、離婚して2,3年経つんですけど
やらなければよかったなぁ~と思えることがあるんです、それが
「怒りに怒りで立ち向かわなければ良かったなぁ」なんです
カウンセリングをしていると
結構な確率で“怒り”を抱えている方とお会いします
“怒り”と“怒り”がぶつかり合っている状況のようです
わたしが結婚していた頃を思い出します
喧嘩が好きな人はいません、怒りを感じて気分がいい人もいません
でも、なんで喧嘩がこじれてしまうんでしょうか?
そんな時は怒りと怒りがぶつかり合っている状況であることが
少なくありません
そういえば、私たちはよくこんな風に喧嘩をしていました
まだ子供が小さな頃でした
私たちは共働きでした。妻は産休で育児に専念していました
その日も残業を終え、帰宅した時のことです
ドアを開け、玄関に入ると
玄関にある、わたしの靴の上にサンダルが転がっていました
(以下は青字:わたしの声、赤字:当時の妻の声)
(家事に育児に忙しかったんだろうなぁ)
玄関で靴を脱ぎ、上着を脱ぎます
でも、誰も玄関に出てくる気配はありません
(何か、家事でもしているのかなぁ)
リビングに行くと妻はテレビを観ていました
しかし、まったく立ち上がる気配がありません
(一日子供の面倒をみるのは大変だよな、初めての経験だし)
顔をこちらに向け「おかえり」の一言でまたテレビの方を向く
妻が言います「ご飯はそこにあるからチンしてね」
(ご飯を作ってくれてありがとう…)
(でも温めてくれてもいいんじゃない?遊んでた訳じゃないし…)
「ねえ、ごはんくらい温めてもらえない?」
⦅え?一日子育てしていたことを労ってもらえないの?⦆
⦅しかも、怠けてんじゃねえ!って私のことを責めてるの?⦆
『私、疲れているの、丸一日大変だったの!』
(俺も仕事してたんだよ、さっきまで残業していたんだよ!)
(あなたは今はテレビを見てるよね、しかも座りっぱなし)
「俺も遊んでた訳じゃない、残業してきたんだよ!」
「子育てはあなたが思っているより大変なのよ!」
「テレビくらいいいじゃない!」
「なんなんだよ、その態度、なんか変じゃない?」
「はぁ?私にこれ以上何しろっていうの?」
「私こんなにがんばってるんですけど!」
「がんばってるのはわかるけど、その態度ってなんなん!?」
「なにムキになってるのよ!バっカじゃないの?」
こんな感じ。何回もやっていました、こんなこと
2人とも嫌~な気分になってました
同じような感じのご家庭も多いのではないのでしょうか?
怒りと怒り、イライラとイライラがぶつかりあっている状況です
ただね、この状況、お勧めしません
なんとかしてその場が一見落ち着いたかのように見えてもです
数年後に危機が訪れることも多いんです
私の場合は8年後に危機的な状況が訪れました
危機は悲劇になりました
男性のみなさん
女性というのは大変、記憶力がいい方が多いです
その能力を侮ってはいけません
怒り貯金、確実に貯まっていると思います
怒り貯金は不満貯金と見ることもできます
不満が貯まり過ぎると負の感情を刺激することも多いんです
たとえばこんな感じ
「いつも喧嘩ばっかり、この先もこんな喧嘩を続けるのかしら」
↳「そんな未来は楽しいものじゃない、しあわせなものじゃない」
↳「わたしの未来はしあわせな状況ではないかもしれない」
↳「どうせ私はこの先しあわせになれない」
↳「私はしあわせに値しない」⇐これ“罪悪感”という感情なんです
いつのまにか、相手の罪悪感を刺激、大きくすることがあるんです
結構多いんです、このパターン
女性のみなさん
男性はあなた方が思っているほど強くありません
自分が否定されるのがとても怖い生き物です
自信がない生き物です
だから、自信の無さを隠すために
力(言葉の腕力も含)や怒りという盾を使いたがることも多いです
でもあなたの怒りが収まることは無いでしょう
だからまた怒りをぶつけてしまうかもしれません
お互いに、もしくは片方が疲弊してその場はなんとか収まっても
男性には自分の無力さというものがどこかに残ります
「自分が愛している人を、幸せにしたい人を笑顔にできていない」
男性の申し訳なさや無価値感を刺激してしまいます
そして、この無価値感は隠したい感情の上位ランキングに
常に入ってくるものです、それを心の奥底に押し込みます
そんな状況が長年続くと
本当に、本当にどうにかしないといけない状況が訪れた時に
それに立ち向かおうという気力が沸いてこないことも多いんです
無価値感が大きくなりすぎると「どうせ」とか「無駄」とか
「諦め」とか、負の思考になりがちですから
「諦め」はしあわせへの大きなブレーキとなります
だから「怒りに怒りで立ち向かう」はお勧めしません
じゃあ、どうやったらいいのか…
次回のブログではその方法について書いてみます
よかったら、お付き合いください
続きは8/10(月)にアップする予定です
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