こんにちは。
カウンセリングサービスの福野てるすけです。

先日、おばあちゃんが他界しました。
私は両親が離婚してから8年程、父方のおばあちゃんとおじいちゃんの家で暮らしていた時期があります。

小学校にはおばあちゃんの家から通っていました。
毎日、おばあちゃんが作ってくれたご飯を食べていました。
遠足にはおばあちゃんが作ってくれたおにぎりを持って行きました。
私が悪さをするとおばあちゃんが叱ってくれました。

父親が再婚し、私も父親と一緒におばあちゃんの家を出ました。
気が付くと、それから30年以上も経っていました。

大人になってからも地元に帰るとフラっとおばあちゃんに会いに行ってました。
おばあちゃんの家に行くとなんか余計な物をお土産に持たせてくれようとします。
生協で買ったトマトジュースやお菓子とか。
かさばる物ばかり。ちょっと迷惑。
いつもそんな感じ。

おばあちゃんが亡くなったと従妹からラインが入りました。
正直ほっとしました。
やっとこれで、おばあちゃんが楽になれると思いました。
おばあちゃんはおじいちゃんと結婚して、子供達が生まれて子供達の世話をして、おじいちゃんのお母さんの面倒も見ていました。
そして私の面倒も見てくれていました。
私が知っているおばあちゃんはずっと誰かの面倒を見ていました。
だから、ほっとしました。
もう誰の面倒も見なくて済むのだから。

おばあちゃんが亡くなったと聞いて、おばあちゃんの話をしたくなりました。
妻におばあちゃんの話をしました。
「遠足にはおばあちゃんのおにぎりを持って行ったんだ。」
「周りの子のお弁当はとても美味しそうだったけど、俺はいつもおにぎりでそれがなんか嫌だった…」

そう妻に言っていました。

次の日、そしてその次の日。
なんか気が重い。
なぜ気が重いか解りませんでした。

従妹とラインでおばあちゃんやおじいちゃんの話をしました。
不思議と心が軽くなっていくのを感じました。
私が幼い頃、あの時そこに沢山あった何かを一つ一つ拾い集めていくような感じがしました。

押し入れの奥にしまったままのアルバムと写真を引っ張り出したくなりました。
ものごころが付いた頃から私は自分の写真を見る事をやめました。
見たくなくなりました。
辛いことも思い出してしまうから。
でも、生きていた頃の、あの頃のおばあちゃんに会いたくなりました。
だから、アルバムや写真を引っ張り出してみました。
何十年ぶりに見る写真。

たくさんの写真がありました。
こんなに私が幼い頃の写真があるなんて知りませんでした。
IMG_E3023

一つ一つの写真は私が愛されていた証でした。
そしてふと気がつきました。
「俺、ばあちゃんが作ってくれたおにぎりの愚痴を言いたかったんじゃない。」
「ただ、“ありがとう”って言いたかっただけなんだ。」
それに気が付くと涙が溢れてきました。
心が軽くなっていくのを感じました。

人は愛せないと苦しいものです。
愛を無きものにしようとすると苦しくなります。
何かを諦めようとして愛することも諦めようとすると辛くなります。

苦しい時は愛を無いものにしている時かもしれない。
私たちはただ愛したいだけの存在だと思う事があります。
私が心に触れ、心を学ぶのもただそれを誰かに伝えたいだけなのかもしれません。



愛に気づくと心が軽くなります
愛に気づかせてくれるイベント、講演会が開催されますのでこちらもよろしかったらどうぞ

4/23(土)13:00〜 講演者No. 1を決める講演会イベントK-1グランプリが行われます。
予選を勝ち抜いた個性豊かな8人が講演します!
詳細、お申込みはこちらから
20220423_K-1GP2022-Sprong_TOPbanner-scaled


カウンセリングのご案内 

電話カウンセリングの現在の主な待機時間は以下の通りです
 月曜、火曜、水曜、木曜の21時~、22時~、23時~

Zoom、面談でのカウンセリングは主に水曜晩と土日に待機を入れています
詳しくは事務所にお問い合わせください

ご予約の際は、「福野てるすけ」とご指名頂くと
スムーズに待機枠をご案内することができますので
ご縁を感じられた方は、下記予約センターまでお気軽にご連絡ください

〈 カウンセリング予約センター 〉
 06-6190-5131
受付時間:12:00~20:30
月曜定休(祝日の場合は翌日代休)
初回の電話カウンセリングは無料となっております
くわしくはこちらまで