かれこれ５年になるでしょうか

衝撃でした、まだ子供も幼い、何故？
受け入れがたい言葉でした
心が痛みで溢れました
心の痛みのはずなのに、本当に胸が苦しくなり痛みました
寂しさ？不安？絶望？孤独感？無価値感？それとも罪悪感？
どの感情で心が満たされているのかわからないくらい苦しかった
ただ、それらを感じたくなかった、苦しすぎるから
するとある感情が溢れてきました

怒り

怒りを感じている間はそれ以外の苦しみから少しだけ距離をとることが出来ました
苦しいことには変わりないけど、それでも、寂しさや孤独さや不安や惨めさを真正面から感じるよりはましに思えました

心が荒れ狂っているとき、乱れているとき、混乱しているとき
そして怒りに満ち溢れているときは何も見えなくなってしまいます

先日、ニュースを見ているとドキっとする事件がありました
ある青年がその青年の大学時代の先輩に硫酸をかけるという残念なニュースでした
わたしには他人事とは思えませんでした
あの時の自分が思い出されました

あの時、怒りに満ち溢れていた自分と同じだ
この青年は怒りに満ち溢れていて独りだ

この青年はまだ若い
だから未熟で、この怒りをどう扱ったらいいのか解らない
あの時の自分も怒りが溢れていたけど
それをどうすればいいかも解らなかったけど
誰かを殺めてしまいそうなくらいの怒りだったけど
ただ一点で持ちこたえていたと思います

もう誰かを泣かせたくない、苦しめたくない

誰かへの思いは自分と誰かとを繋げてくれます
独りではなくなります

そのときわたしがやったこと
それはとてもシンプルでした
独りで居ない、独りをやめる、誰かに関わる
それはどんな形でもいい
ただそれだけでした

怒りはあなたから大事なものを奪っていきます
それはあなたが生きていくために必要なもの
あなたがしあわせになるために必要なものです

怒りに満ち溢れていると自分のために時間、労力を使うことが出来ません
怒りに満ち溢れているときに将来のためにあなたの才能を発揮しようとは思えません

怒りに満ち溢れていると誰かの愛に触れることが出来ません
怒りに満ち溢れているとき、あなたを見てくれている人がいても、あなたに好意を持ってくれる人が居ても怒りに満ち溢れているあなたに近づくことが出来ません

怒りに満ち溢れていると自分の愛に触れることが出来ません
怒りに満ち溢れているとき、誰かを愛したい、大事にしたいとは思えません

怒りに満ち溢れているとき
怒りはあなたから愛と幸せを奪っていきます
それだと苦しい
だからその怒りを手放すということが大事なんです
その怒りを手放すということはあなたが自由になるという事です

だけど、その握り締めている拳を開くのは容易くはありません
開こうとすると悲しさや寂しさ、孤独さや惨めさが溢れてきます
とてもその先に自分の未来があるなんて思えません
でもそれを握り締めたままだとそこから動けません
先へ進めません

本気じゃないと出来ません
本気で前へ進もうとしたら
本気じゃないと

あなたが握り締めているもの



今週と来週のカウンセリングスケジュールは以下の通りです
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8/31（火）21：00～、22：00～、23：00～最新のスケジュールは事務所にお問い合わせください