どうしたらみんなで一緒の時間を楽しめるかな？
あずささんは料理も上手だからご飯は大丈夫だろう
そうだ！デザートを楽しめたらいいな
そう思ったんです

そこでわたしの趣味の一つのコーヒーとエスプレッソを使って楽しむことにしました
（アフォガードはバニラアイスにエスプレッソをかけたデザートです）

車の荷台にコーヒー道具一式を積み込みます
エスプレッソマシーン、グラインダー、変圧器（わたしのエスプレッソマシーンは海外仕様なのです）、コーヒー豆（２種類）、計り、エスプレッソカップ、砂糖、スプーンなどなど


あずささんのお家ではおいしいご飯を食べたりお茶をしたり
やっぱり直接会って話すのは良いものです
ラインなど文字だけだと伝わらないものも多いものです

お腹も満たされたので、作戦開始です
「アフォガードを食べようか」
「えっ何それ？」
「どうやって？」
そんな声が聞こえます
エスプレッソ道具一式を持ってきたことはそれまでは伝えていません
様子とタイミングを伺っていたのです
わたしは結構、慎重で奥ゆかしいところがあるんです

ここからは出張カフェ？バル？の時間です
道具を運び込み、設置します
エプロンも持参です
やる気です
本気です
エスプレッソマシーンに水を注ぎます
めっちゃ見られてます（笑）

豆の用意が出来たら
買ってきたバニラアイスを器に盛ります
あずささんも手伝ってくれました
みんな笑っています

みんなの笑顔を見ているとふとこんな風に思いました
「あの時はみんなこんな風に笑える日が来るなんて思えなかったんだろうな」

そこに居るみんなは今は笑っていますが
泣いていた時があったんです
涙も出ない時もあったでしょう

わたしもこんな風に誰かに歓迎される、受け入れてもらえる、そんな時が来るとは思っていませんでした

妻もまた誰かを愛する、そして愛される、誰かと笑いあえる、そんな時が来るとは思えなかった時があったでしょう

あずささんも「もうだめだ」、「もう無理だ」、「どうしていいのかわからない」、「もう嫌だ」
そんな風に思っていた時があったのかもしれません

そして、あずささんの旦那さんも、そんなあずささんを見て、こんな風に笑いあえる日が来るとは思えなかった時があったのかもしれません

どうして、みんなに今日のような笑いあえる日が来たんだろう？


それは、みんな“何か”を変えたからだと思います

わたしは“独り”というのをやめることにしました

妻は“自分から”や“自分が”という変化があったからかもしれません

あずささんと旦那さんもきっと「もうこれをやめる」や「これからはこうする」があったんだと思います

あなたに何らかの変化が必要だとしたら
それは何だと思いますか？
それは今はわからなくても構いません

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